♪06 ウィーンマスタークラス

爽やかな夏の朝、
ウィーンマスタークラスが始まった。

世界各地から来たピアニストの卵たちが、
１週間、入れ替わり立ち替わり
公開でイエンナー先生のレッスンを受ける。

自由自在に音を操るポーランドの女の子。

色彩豊かなイタリアの女の子。

アメリカからは、
名門ジュリアード音楽院の精鋭。

ドイツの男の子のウィットに富む表現や、
チェコの男の子の格式高い演奏にも、

心奪われる・・。

 

そんな魅力溢れる演奏が、
ピアニスト・イエンナー先生の手にかかると、
一段と輝きを増す。

すごい！！

面白すぎる！！
これが１週間、毎日続く！！

ウィーンに来て、本当によかった・・

 

マスタークラスの最後は、

修了コンサート。
あろうことか、

トリを仰せつかる。

責任重大！
緊張が走る。

持てる力を総結集させ、
1音１音、気持ちを込める・・

終演後、
４回のカーテンコールと
皆からハグとキスの嵐・・

「が、外国ってすごい・・」

胸が熱くなる。

そのまま、みんなで、
ワインケラーへ。

（ワインとお料理が楽しめる
地下にあるレストラン🍷

上の写真。）

１週間、喜びを分かち合った“同志“たち・・
お別れが、名残惜しい・・