リサ・スミルノヴァ先生のレッスン
©️and vision
ロシア生まれのピアニストで、
ドイツ・ロベルト・シューマン音楽大学教授でもある
リサ・スミルノヴァ先生が、
クラヴィ・ハウスのために、
レッスン日をお取り分け下さった。
「ブッフビンダー、ブレンデル、バレンボイムなど
世界一流ピアニスト以上の抒情的な演奏」
と評されるリサ先生は、
若干二十歳にして
ニューヨーク・カーネギーホールに
デビューされるほどの才能の持ち主。
今回も,戸塚琉斗くん(高1)が
クラヴィ・ハウスを代表して受講した。
曲は、ロシアの作曲家スクリャービンの
エチュードOp.42-5と、
リスト作曲 超絶技巧練習曲より
「夕べの調べ」。
一曲目スクリャービンを弾き終えると、
「Super!!」(すごい!!)と
はち切れんばかりの満面の笑みで、
一本、親指をお立て下さった!👍✨
明るくパワフルな先生だ。
そして、
「出だしの弱音は難しいが,
手の動きを最小限にし、
鍵盤と水平に動かすことで
実現可能であること」
また、
「第一主題と第二主題の違いを
際立たせること」をご教授下さった。
©️and vision
2曲目のリストも、
最後の音が,まだ消えないうちに
「拍手をしたくてたまらない!」
といった様子で両手を合わせ、
音が消えるや否や、
「Bravo!!」と拍手!!✨
「いいところがいっぱいありました」と
お褒めくださった後、
多くの人が陥りやすい罠
(24小節目のsf は、fではないこと)や、
アクティブな部分と、客観的な部分を
しっかり弾き分けられるよう
客観的に弾く箇所を、
具体的にご伝授下さった。
(プロの秘伝レシピ!✨)
最後も、
「あなたの演奏が気に入りました。
テクニックもしっかりしていて,
とてもよかったです。」と
温かなエールをお送り下さり、
プロならではの鋭さと、
温かさが混在する、
充実のレッスンに
深い充足をいただいた。